OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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週休2日制度について

週休2日制度を取り入れたのが今年の9月。

12月より新しい期がスタートしたので、今期1年が初めての週休2日を1年つ続けることになる。

4年目33歳

改めて身が引き締まる制度ですね。ま、最初からそうだったりする会社もあるし、特別凄いことをしている!って言いたいわけでもない。

ただ、飲食特有の難しさはあるというのは再度書いておこうと思う。はっきり言えば、今からオープン、オープンしたての飲食店へ伝えておきたい、片寄の意見と思ってもらっていい。

前にもどこかに書いたような気がするが、結論としては【最初からやるべきじゃない】と思っている。

オケイというお店は現在6店舗になろうとしている。正社員は20名を超え、スタッフは総勢30名ほどかな。人員不足という状況は飲食では当たり前のように言われているが、その中ではある程度人がいる方なようだ。

これは他の店の事情は分からないから比較するつもりはないのだが、どうやらそう見えるようだっていうこと。

人員確保はとても大事ではあるが、必要な人材というかいい人というか、かき集めればいいということではない。

その観点から色々と現代の働く方の気持ちやワークライフバランスということを考えて【やみくもに】週休2日制度にした。

【やみくもに】というのは、お金のことを考えず、実施を決めるってことです。

要するに費用対効果とか、現実的に考えて―とかから考えていくと、先に進まないのでまず1年間やってみようって。大抵のことは何とかなると思っているし、そうしてきた。

ただ、今回はかなりのことだなってビビっている。

全店を週休2日にしつつ、各店にはシフトで回せるならば営業しても構わないと伝えている。なので、今現在は各店舗でいろんな営業の仕方を模索しているところ。

これに関しては、スタッフに任せつつ相談しているという状況。

実際に年間2000万以上は損失になるだろうという予測。その分、スタッフは安定したり、休暇が取れるのでリフレッシュできる利点。

後者を優先しつつ、同時にスタッフの給与を保つという課題を1年間トライしていく。これがなかなか一筋縄ではいかなそうだなって。

もちろん、この決定は片寄が独断で行っているので、仮にあまり良い結果ではなくてもみんながロスになるようなことがないようにする。

さてさてどうするか。

そもそも、ほとんど正社員でやってきたオケイ。少ない人数でシフトもなく、皆で仕事をして、休んでいた。これが店舗増えて、シフトを組んだりしていくとそうでもなくなる。そのあたりを解消できる週休2日と、裏腹にそもそものサラリーマンとして、スタッフへ給与を圧迫しかねない状況がある。

そういう意味で、コロナでヒューチャーされた冷凍販売とか、営業時間外での販売実績などを取っているお店は可能なのかもしれない。

そこは今後の課題だね。改めて営業していなくても何か売上があることやスタッフとは関係ない所での売上キープとか。

それ以前には各店舗が今までの営業の仕方だけではなく、同じ時間の中で新しい積み上げ、もしくはニーズがない時間帯をいかに楽しくできるか。

知恵を絞って1年間過ごすことになっている。

これは1つ楽しみなところ。ふたを開けたら、いろんな可能性が見える2025年であったなら、最高だから。

とは言え、最初に書いたようにこれを最初からやる必要はなく、まずは沢山の時間営業していくのが飲食店としては正しいと思う。

やはり2日間休むとその間ネット予約できたとしても、その他の予約は取れないし、町の一部としての飲食店が真っ暗で2日間あるのはどうかなと。

もちろんそもそも5日の営業で生活していくってすごい大変なので。あとはよくスタッフと話すと出てくるのが「お金使っちゃう」笑

仕事だったら使わないのに1日増えたらすごいお金がない!みたいな笑

人って休みが増えていいこととそうでもないこともあるんだなって笑

ま、これはそんなのみんな自分で管理すればいいコトなのだが笑

ネガティブなことも多そうに書いているが、気持ちは相当ポジティブ。

だって、やっぱり休めるって生活にとってめちゃくちゃいい。

そして飲食でそういう「当たり前」を創造していけるというのは、今トライしたい最大値だから。だからこそ、そこにより愛情深いサービスやお料理を提供し、楽しい空間を創造したい。それが飲食人の欲求のはず。いつしか条件が前に出る感じになってしまったが、本質は違う。

みんな時間なんて関係なく楽しんで仕事が出来て成長できれば、何でもいい!って人ば


かりのはず。それが音を立てて歪んでいっている気がする。

今回の週休2日制度を利用して、スタッフの本質的なやりがいを掘り起こしたいと思っている。