OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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母の逸話①

面白い話。僕の実母はとても変な人というか、ぶっ飛んでる人なんですよね。

ちょっと僕のことを知っている人だと、必ず「だいぶ変なお母さんだね」というほどです。ま、色んな逸話があるんですが、いきなり思い出したので今日はどうでもいい話を書いておきます。

小学校の頃、横浜・二俣川付近に住んでいました。実家の近くに豪邸があり、近くに駐車場があったり、かなり広大な敷地を持っている方の家があったんです。

その敷地は竹やぶに囲まれているんですよ。そうするとそこに毎年沢山のタケノコが生えているわけです。そのおこぼれが駐車場や近くの道路にあるわけですよ。。。

それをですね、母と一緒に取りに行くのが毎年の恒例でした。ま、書くと良くないですが、盗んでいるようなもんです。そして、ある年にてくてく歩きながらまたタケノコを探しに行きました。わんさか生えていて一緒にタケノコをゲットしていました。

僕は集中していてだんだんちょっと豪邸の敷地内に入っていってしまいました。

そしたら、その豪邸から「コラー」って声と共に怒った地主さんが走ってきました。

僕はやばい!って思ったけど、もう遅くて。。。

そして振り返ったら。。。おぞましい光景が・・・

何と!母は後ろ向きの背中・・・・、走って逃げているではありませんか!!母親は僕を置いてタケノコをもって走って逃げていたのですよ!!

結局、僕は1時間くらいかな、ずっと怒られて泣きわめいて。。。とぼとぼと家に帰りました。。。カランコロンって入り口のドアを開けたら、ふわっとタケノコの香り。何とタケノコを茹でている母の姿・・・・

「お帰りなさーい。大丈夫だった?タケノコはあるわよ!」

もうタケノコを茹でてニヤニヤしている母親。。。

僕が捕まっている間に母はタケノコをしっかりゲットして茹でていた。そんな人です。

ま、そんな話が沢山ある気がしますが、こうして思い出したらこうして書いてみようかな。変な話が多いですが。

時間が経過して、こういう面白い話となるっていうことは、お互い元気で過ごしているってことだし、ここまでくると元気にいるだけで正義ですよね。息子であれ、親であれ、やっぱり健康であることって親孝行。僕は今、健康診断を定期的に受けていないのでいろんな人に怒られています。早めに受けにいかなきゃ。

母がこうした変な人であるから、仲間とも仲良く接することが出来たり、友達のように皆とも過ごせていることは特質的な人間関係だなと思います。

ある意味、親子というよりは仲間というべきかもしれません。

今日は、何でもない話でした。

19周年にて