OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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膝痛からのいい男

先日、左ひじを骨折をしてかなり不便な数か月を過ごしたのですが、木曜日から3日間右ひざが激痛に見舞われている。激痛というと大げさなようなんですが、かなり人生でも1位かどうかという感じなんですね。

先日も書いたんですが、検査待ちなんですが、明日朝一再度行こうかなと。セカンドオピニオンにもいった方がいいかお調べ中。足を引きずりながら歩いています。

ま、この痛みについては理由がわかれば軽減されていくと思う。

今日書きたいのは、足が痛いことで感じることがめちゃくちゃあるってこと。

①まず、お年寄りから足の不自由な方とかがこんなにも辛い日々を送っているのかということ。朝起きて、ベッドから降りるだけでどれだけ大変か。痛いか。

トイレに行くのも躊躇する。だから僕がおじいちゃんだったら漏らすと思う。我慢しすぎてしまってさ。もし痛風だったら。。。と考えて食事や飲み物も気にしだす。

何をするにも時間がかかり、もう出歩きたくなくなるだろう。

②ずっと痛いことでやることが集中が出来ない。何をしているのも気になるし、ひどく疲れてしまう。仕事をしたいのにあまり進まない。でもやることがある。

③寝れない。痛くて寝るまでに時間がかかる。なぜか横になるとドンドン痛くなる。そしてイライラしたりする(でも、それが外に出ないようにするから余計疲れる)

④いきなり将来への不安が出てきた。こんな風になってずっと生きていけるのだろうか。胆のう全摘出した時も思ったが、50歳になる年でこれだったら、いったいこれからどうなっていくんだろうか。

こうして羅列していっても、自己嫌悪になる。僕は困っている老人や不自由な方へ優しくしてきたつもりだ。席を譲ったり。渡れそうにない老人が横断歩道を渡っていたら、手を引いて赤信号になっても一緒に手を挙げて渡ることも多い。

それでもさ、もっともっと出来ると思った。もっと人に優しく生きなければならなかった。弱い人をもっともっと救えたのではないか。そういう風に考えてしまう。

これから少し良い人間になれるかもしれない。実体験していることで人の気持ちがわかるようになった。やってみなきゃわからないってことも何度も書いていた。

それは、夢や希望などかなりポジティブな話。今回の実体験はネガティブな話。

チャレンジして失敗なんて全くネガティブじゃない。身体的なものとか、どうしようもないものが降ってきてしまった場合は経験しない方がいいわけだから。

今回それをこうして味わっている自分が人に優しくなれる確率は高いはずだ。人が生きている時間、いや正確に言うと元気に歩いてご飯も食べている時間は、100年じゃない。たぶん60歳から80歳、そんな年齢は、人により大きく差があるだろう。だから50代というのはより大切に生きなきゃいけない。大切にしたいと同時に、思い切って生きていかなければ、後悔してもしきれないだろう。

かなり凹んでいるわけですが、それと同時に治ったらもっといい男になっているはずだ。こうして言葉にしておくことで、自分の気持ちを整理できている。

痛みが引くことを願おう。

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