先日、奥歯にインプラントが1本入りました。奥歯がダメになってしまい、1本、そして1本と無くなってしまい、かみ合わせが悪いし、この半年ほどの時間を使いましたが、まず1本を入れたという状況。
高いですよね。インプラント。45万とかかかります。だいたい相場は決まっているので、安くするなら入れない方がいいくらいなのかな。
これからまた1本入れる準備に入ります。
その作業の中で、自分の歯を綺麗に整えてもらうメンテナンス言いますか、適当に何となくしていた歯を大事にするようになりました。とりあえず、補修工事みたいなものは終わり、インプラントの部分以外は、問題がないということまで行くのに1年くらいかかったのかな。歯というのは何とも自分への影響が強い部位ですからね。
で、歯医者に行くのが好きになっていました。何年もちゃんと通ってなく、引っ越してきたので近くの敗者を調べることから始まったし。それでお願いした川村歯科(豪徳寺)が最高でしてね。新しい機器でもう気分はTMネットワーク笑
モニターが大きく合って、患者へのケアやサポートがミラクルくらい良い。お店からも近いし、ありがたいありがたい。
通い始めた時。歯医者の先生のアシスタント?歯科衛生士というのかな?の方のコトバが温かく、なんというかじーんと来てしまったことがありました。
最初に伺った時は差し歯が取れてしまったのがきっかけでした。メンテナンスをしたかったので良いタイミングでした。
席に座りお話をして、最初にまず全体の歯を見ながらクリーニングをすることから始まりました。差し歯のことをやりつつ、今後通ってくれるならば、まずはクリーニングしながら全ての歯の状況を確認したいというのが意向でした。
そういう提案も初めてだったので印象的。そして機械を使っての歯磨きというのでしょうかね。1本1本丁寧に見ながら状況を確認していく時間が流れました。
それが終わるくらいの時に、豪徳寺のお店にも来てくれている女性の衛生士さん(技師さん?言い方はわかりません)からこう言われたんです。
《長くお店を続けてこられて来たんですよね。ぐっと歯を食いしばって生きてきたのがわかります》
そんな言葉だった気がします。びっくりしました。歯医者に行って、歯磨きの仕方や日頃のケアについて指導されたことはあります。でも、こうして人生というか自分の生き方を褒められるというか、歯を通して理解してもらえることに衝撃を受けました。
泣きはしませんでしたが、心に響く言葉。確かにオーナーという職業は孤独でありながら、外から見れば時にキラキラして見えています。
そのギャップがきついことは四六時中。歯を食いしばって生きているということはあり得ると思うし、それが歯に本当に出てしまうということも納得でした。
サービス業というか、お客様と患者さんの差はあるけど、こういう気持ちがしっかりある言葉を持っていて、表現できる人になりたいなって思います。
自分の人生の中でもずっと覚えているだろう言葉でした。
写真は大好きなアーティスト トレイシーチャップマン。
あまり女性シンガーを聞かない自分ですが、彼女はボブディランの30周年コンサートで初めて聞いて好きになった。
カッコ良すぎる。