同級生や、昔からの仲間って、いつ集まったり、会っても、すぐあの頃に戻れる感覚があるじゃないですか。
どうでもいい話をしていたり、何十回もしている同じ話で大爆笑出来たり。同じ環境を過ごしたっていう財産というかね。やっぱり嬉しいですよね。
僕なんかは仲間にも長く恵まれているから本当に幸せ者だと思う。小学校から今までの仲間と遊んだり、仕事もしたりするんだから。
ただ、じゃー、長い仲間と知り合いたての仲間と自分の中での扱いというか価値はあまり変わらない時も多い。
この話はたぶん15年以上前には書いたことがあるような気がするが、何となく今日思ったから書いておきます。
昔から仲良い友達は特別ではある。それは間違いない。だってその期間はもう絶対に訪れないんだから。でも、大人になってからであった人達は、やっぱり自分のコミュニケーション能力も読解力も違う。何よりも人間としての経験が少しずつ重ねてきている自分。だから、最近出会ったり、1度しか会ってなくても、信用出来るかどうか、仲間になれるかどうか。それは自分の尺度で決めてきたんだと思う。多分笑
自分の人生で得た能力。その一つは、こうした仲間になる能力なのかもしれない。
社員であれ、業者さんであれ、友人であれ。全部、自分が大切にしている人たちとこれからも一緒に何かしていきたいなって思っています。
今日ですね、新店舗のスピーカーの打ち合わせをしたんです。それは友人のDJから紹介された年配の方。正直、大丈夫なのかなーって思っていたんですが、こだわりとか聞いていて嬉しくなって、発注をしました。
昔ながらも木製のスピーカーを使いたくて、それをメンテンナンスして発売している方。真空管を作っていたり。音や音楽、空間に対して僕ら飲食店の空間デザインに対しても、沢山考えてくれていました。嬉しかったなー、1度しか会ったことない人なんですがね。信用しちゃいました。
厨房機器の打ち合わせもありましたが、それも20年お世話になっているホシザキさん。もちろん、それ以外のメーカーも使います。それすらも提案してくれます。結局、自分の事ばかり考えている人はダメです。
ただただ、良いお店を作るために提案してくれる人が仲間だし、良い仕事相手です。それが友人になったりします。信頼関係って、学生生活と一緒で部活だったリクラスだったり、仕事を通して出来てきたのかなって。
50歳の今。昔からの仲間、今の仲間とこれから出会うであろう仲間。これからもドキドキするような出会いが待っているだろう。
もっともっといい仕事をして、良い仲間とより強い絆を作っていきたい。
東日本大震災があったこの日。
改めて、仕事を出来ている幸せと仲間がいる幸せをかみしめて生きていきます。
写真は仲間のカメラマン藤原さん。
about / contact - YOKO FUJIWARA/藤原葉子
アルバイトの面接に来てからの仲間。
こないだお店の写真を取りに来てくれていた。合間に話すこともお互い刺激があってとっても楽しかった。仕事なんだけど、人生豊かになる関係が築いていけそうで嬉しい。