試験の話のさらに続編笑
僕は2011年にソムリエになった。今もいる碧と一緒に。ただ、どうしても独学では難しい試験だったので、無料講座をやってくれていた酒屋さんの企画に乗った。
ただ、それでもやはり不安だったのでアカデミーデュバンのソムリエ対策講座に行った。
木曜日だったかな。営業前に行き、16時くらいまでだったかな。その夜とかにすぐに碧に教えるという勉強方法。お金も2人分は注げなかったから、僕が授業を受けて、碧とシェアするという形。
「わからない!」と夜中に泣いている碧の姿は未だに覚えている。碧は酒が飲めないからわからない部分もあったのかもしれない。
そんなこんなで、ソムリエになったのだが、そこで出会った紫貴先生とは未だに交流がある。そんな先生から、コラムへの協力依頼があったので、すぐに快諾。東日本大震災やコロナ時代のことなどを記事にしてくれた。
それがこちら↑
久々に先生とお話しできて、15年ほど前を走馬灯のように思い出した。
沢山の生徒を見送っているだろうから、僕なんかはその一人。それでもその一人としてまだ面倒を見てくれているのがありがたい。
そういえば学校の先生もしかり、教育者の方々はどうやって人を覚えているんだろう。だって無数にいるわけですからね。先日の同窓会でも先生が来ていたが、何となく皆を覚えている様だった。すごいよなー。
紫貴先生の最初の授業は、「合格するため」「試験勉強」であることをちゃんと言われた気がする。勉強を教えるというよりは、合格するための勉強を教えます!みたいな。
厳しさもある。ついていけなければ、毎日しっかり勉強できなければ受からない。そんなけじめというか、強い心を持たないと難しいと再認識できた日だった。
今と違って、オンラインはない。授業を受けてメモをしてそれが全てだった。先生の教科書も同じくメモでいっぱいだった。それを共有してくれたり、フェイスブックグループで話してくれたり。その時では最先端のシェアの仕方だった気がするし、自分にとってもそういうシステムが新鮮だった。
僕にとって、ソムリエ試験での勉強は、そういう新しいものとの遭遇でもあった。勉強していくうちに、世界のことを知っている風になったり、老若男女の同級生が出来て、仲間も出来た。ソムリエになったことで今でもこうしてスタッフに教えたり、ソムリエになる努力をするべきだといえる。
だって、その勉強をしたことで豊かになったことが沢山あるから。
みんな、合格してほしい。そして、そんな話をして乾杯したいよ。
写真は10年前のイタリア。
沢山のワイナリーを見に行って、現地で作りてからワインについて学んだ。
ソムリエになってからワイン用語は頭に入りやすくなった。
イタリア語だが、彼らが言うことも何となくわかる。ワインについてはわかる。
そんなことも、今も思えばアカデミーデュバンに入ったから。
自分がその1歩を踏み出したから引き寄せたものだから自信もつくんだよね。