OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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祖父との握手

悩みがずーと尽きない。人それぞれ考えもあるし、ゴールなんて全くないのか、沢山あるのかわからないようなことが沢山ある。

そういう時には祖父のことを思い出すことがある。

95歳で亡くなる間際の握手

身体に管が沢山入ってもう話せないし、対話も出来なかった最後に仙台に会いに行った。スーツで行きました。かっこいいビジネスマンだった祖父だったから。

手を握っていたら、すごい力で握りしめてくれた。

僕が一方的に話をしていたのだが、たぶんわかってくれたんじゃないかな。

なんかこの手を握っている感じがずっと手のひらにあるんです。

独立するから広告代理店をやめるって報告をしに行ったとき。

「社員を大事にしなきゃだめだよ。出来る?」って言われた。

まだ会社も辞めていない僕に、です。

僕は僕なりにそれだけは約束しなきゃって思った。

その約束を守っているとは言えない。傷つけてしまった人も沢山いるだろうから。

でも、大事にしようといつも考えている。

なんか、結局それだけかもしれないです。

あ、今自分の頭を整理しながら書いてます。悩みをゴールに近づけるために笑

自分がお店を出して夢を叶えて兼ね続けている20年。

今のことを聞かれたら、社員の事ばかり考える。

昨日日暮里でご飯を食べながらスタッフを見ていてもずっと考えていた。

意識高くサービスについて考えてるお店、店長のゆきちゃんを中心にルックアップしてお客様をよく見ている。

今まで一番「任せている」お店。松山に任せたお店だから。今は店長ゆきちゃんもタイプが違うから色んな形でお店がブラシュアップされている感じがする。シェフも変わり、メニューも一新。さすがです。

大事にするって意味を色んな心と感情で僕は表現していくつもりだから、こうした躍動を見ると嬉しい。

祖父が言っていた大切にするという言葉を自分なりに解釈していかなきゃいけない。

今があっているのか、間違っているのか。わからなけど、考えることをやめない。

それくらいは守っている気がする。

人っていくら優れていても、ずっとモチベーションが続くわけじゃない。だったらどうしたらいいんだろう。仲間がいて、フォローしてくれたり、楽しい時間があるから何となく過ごし続けられることがある。

飲食店だからリモートもない。だったら、その時間を楽しめるようにしなきゃなって。

今、僕自身には納得いってないです。

少し散らばってしまっている気がしているから。ただ、向かうべきところもあるし。

そんな時は祖父との最後の握手を思い出す。

祖父に言われたこと、やっぱりそこだから