ちょっとした昔ばなしです。
今、あたしいお店ビストロオケイヤにいます。お店はお休みですが色々やることがあるので。シーンとした場所で黙々と作業。
その合間にこれを書いています。息抜き笑
ふと、思い出しました。
独立して10年は新橋に住んでいました。歩いて5分。自転車ですぐ。
家には冷蔵庫も電子レンジもテレビもベッドもなく、ただ寝るだけの場所。
お店の休みは日祝。お店が休みでもお店に居ました。
お店でテレビを見ながら作業したり、寝ちゃったり。
その間に誰かがきたり読んで飲んだり。ずっと365日お店にいました。
周りから心配されていた
「オケイは大丈夫か?仕事しすぎなんじゃないか?」
みたいな。
全くそんな感覚はなく息を吸って吐くように生きていただけ。
好きなことをして好きな時間を過ごす。
そんな幸せの塊のような生活でした。
今が嫌なわけじゃないですが、自分の夢が叶っている時間が幸せ、
こうして休みの日に今もお店に来てゆっくりと今後を考えたり、作業したりするのは幸せなことです。自分を守る唯一のことかもしれません。
社長なんだから、何もしなくていいんだよ!
なんて声も聞いたりします。現実にそうやって人を育てるやり方も今もしています。
その強弱はセンスかもしれない。センスがあるということではなく、一か八か。
自分が思ったことをやってみるだけという意味です。
働き方改革や週休2日という制度が加速されて、スタッフは働きやすくなったという。世の中いい方向だと思います。同時に貧富の差やスキルの差がどんどん開くでしょう。
これは今までだったらみんなでスキルアップした雇用の時間が減り、自己投資をするかしないかをセレクトできるようになったからです。
時間と体力とお金を思う存分使って自己投資する人はスキルが飛躍的アップし、休養もアップするでしょう。
しっかり休みを取り、プライベートを充実する豊かさを求める人もまた同じ。スキルではなく、時間を得ることで心の豊かさを得ていくでしょう。
どちらも利益がありますのでそれぞれが選択するものです。
ただ、お休みを取って自由に時間を使うためには資金が必要。
それをどうやって得るのか。ビットコインのような仮想通貨や株などに投資して資金を増やすという人も若い人でも多いと聞きます。
もちろんリスクがあるのは、仕事として考えれば当たり前かなと。
自分が動いて働いて稼ぐには限界があるので、そういったマネー投資的なものは、当たり前になっていくのだと思う。なっているのか。
僕はちなみに全然やってない。やらないと決めているわけでもなく、やらなきゃいけないと焦ってもない。結局自分が生きていけるだけの財力が歩かないかだと思っているので。
あ、また何の話しているのか分からなくなった。だいたいいつも、何も考えずに指の動きに任せているからこうなります(笑)
というわけで笑
僕の20年間はこうしてお店の中で生まれて無くなってまた出来て。
一気に何かが出来るようになったり儲かったりすることはなく。
人も辞め、入ってくれて、何とか楽しく生きているということ。
自己投資なくして今は無いし、他人任せの運用ということにはあまりにもリスクがありすぎて手も出せず。
結局、コツコツ型。周りから見たらそうみえないかもしれないけど、人も店も全部コツコツですね。
写真はコロナで閉店した居酒屋おけい屋。
楽しいお店でした。松山と二人で作った渾身の居酒屋。
なかなかできない空気感。
いつかまたあんな空気のお店やりたいな