OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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出来ることをやる

昨日、お店にスタッフ2名とその子供、そして仲間が予約をしてくれていた。

犬ちゃんが一緒だったので、外席だったが、良い天気と少し風があり、テラス日和だったことは、好材料だった。

夕方になり、ふと倉庫に行ったら、社員旅行の時に使うテントや椅子があった。

親の集いで子供が付き合ってきてくれる時にやっぱり子供った飽きちゃうじゃないですか。

ゲームをしたりはあるけど、味気ない。

「そうだ、キャンプっぽくしてあげよう」

そこで小さなテントと椅子を持ってきてちょっとしたお遊び空間を作ってみた。

ちょっと遅れますって連絡が来て、ドキドキして待ってました。

じゃーん。

子供たちはとてもうれしそうにはしゃいでくれた。

もちろん、親であるスタッフも嬉しそう。仲間も何だかにこにこしていた。

飲食店って、自分で色々縛りを設けてしまうんです。

イタリアン、フレンチ、スペイン。

もちろん、その料理にこだわって、そのワインにこだわっていくのが仕事の一つ。

僕もそれに異論はありません。

でも、楽しませたいって思いを止める必要があるのかどうか。

ずっとやり続けられないサービスをしない方がいいのかどうか。

僕は思いついたらやっちゃえって思う。

カズが言ってました。

ブラジルで試合に出る時に思っていたキモチを。

「毎試合10万人とかファンが来るリーグ戦。でも、一生で一度しかサッカーを見に来れない人が沢山いる。だから一試合も適当にはプレーできない」

誰かのために、何かが出来るって思ったら絶対やった方がいい。

それが全ての人に出来なくても。

誰かの送別会、誕生日に特別なことをしちゃったら、全員にしなくてはならなくなっちゃうから、これくらいにしておこうって思ったら、つまらないですよ。

昨日、スタッフ源太の誕生日に、莉央がケーキを準備していた。

さすがパティシエ出身、めちゃくちゃ綺麗で、びっくりしたのと、やっぱりこうしたキモチ嬉しいなって思った。

今思いついたことを形にして届ける。

そんなシンプルなことが、スタッフ同士で行われていること。

そしてその気持ちを出せる空気や仲間たちの温度。

OPENから3か月くらい。ちょっとずつ分かり合えている仲間。

いつも一緒にいるからかもしれないけど、しっかりそれぞれに気を使いながらも、売上やワインの知識向上など、切磋琢磨出来ていく環境になりつつある。

これからもっともっと良い空間デザインが出来るように次のステージに行きたいと思っています!