今日がソムリエ2次試験当日。
オケイからは3名の女性が2次をチャレンジしてきた。
そもそも1次が受かるということが大変でして、2次というものに進んだだけでもすごいということです。
どうやら今年から試験仕様が少し変更になっていたようです。たまにソムリエ試験はこういう奇をてらうではないですが、変化が出る年はあります。
僕が受けたのが2011年。震災の年でしたが、同じように今までとは違う感じの問題も出ていたので、毎年色々変わるってことかな。
ソムリエという響きはかっこいい。でもソムリエを仕事としている人ってすごい少ないんです。資格を取得してもずっと仕事がワインである人も少ないのですね。
そういう意味で今、こうしてワインの仕事を出来ているソムリエという貴重な人たちがこうしてオケイで増えていくのが嬉しいです、
もちろんこの試験は難しく、1年を費やすということで若い人たちにとって1年休みや空いた時間を注ぐということがとても難しい。だからこそ3名のチャレンジを心から応援しているし、結果が出るといいなって強く思う。
大人になって勉強するって事や、資格を取るってこと。本当に大変です。
それはやらなくてもいい、辞める理由が溢れているから。
例えば、僕の場合は震災がそれでした。
ソムリエの授業もなくなっていたし、どうしてもお店の事、社員の事が頭に残る。祖父母も仙台だったことで色々とあった。仲間も流されてしまった。
とてもワインの勉強をしている場合ではなかった。
でもやるしかないって踏ん張った。
結婚離婚、彼氏彼女が変わった。転職、引っ越し、卒業、入学。。。
とにかく1年でいろんな出来事が自分にはある、予想外のことがない1年を過ごしたことがない。
だから絶対にやめる理由で溢れている。しかも誰からも否定されない、「しょうがないよね」って言われる理由がある。
それは皆にあるわけで、自分だけじゃない。平等とは言わないが。
だからこそ、やっぱり乗り越えなきゃ。
人生のうち、ちょっと踏ん張る時期があるだけじゃないか。
そう思えないと先はない。
オケイのスタッフが頑張る姿は美しい。女性は綺麗になり。男性はかっこよくなる。
そんな気がする。
キラキラしてるというよりは充実する感覚かな。
皆が大切にしているプライベートを犠牲にして自分のために注ぐ時間。
そこには未来がある。
笑顔が溢れているお店に気軽なソムリエがいる。
自分たちが選んだワインを楽しんでサービスしている空間。
彼女たちがその一人になっていくことを夢見ている。

