OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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5歳の誕生日

今日は僕が一緒に暮らしているフレンチブルドックのかぼすの誕生日。

ま、実際には2か月後の12月に自分の家にお迎えしたし、5年前の今日に生まれたころはまだ会ってもないのですが。

それでもかぼすが生まれた日ということで考え深い1日です。

今日は出来るだけかぼすと過ごそうと思っています。

以前も書いたことがあるんですが、僕は犬を飼うということにネガティブな印象を持っていました。

自分の時間も奪われるし、出かけたりすることも色々と邪魔されそうって思っていて。

あとは命というものなので、やはりどうしても自分の方が長生きになってしまうこともすごく嫌で。。。。

それでもコロナ期間中に迎えることになりました。

理由は色々ありますが、子供を諦めないといけなかったことは大きかったと思います。

そして迎えたのが5年前。全ての考え方が変わりました。

どこに行けなくても良くて、ただただかぼすが元気で居てくれることが嬉しい人生になりました。

大げさかもしれませんが本当にそう思っています。

まさか自分が犬と一緒に寝るなんて思いもしなかったし、良いウンチで喜ぶなんて思いもしなかったし。

そして時間が奪われるなんて感覚はなくなり、車まで買うようになりました笑

そして、何よりもものすごい罪悪感に襲われているのも事実。

小さい頃。犬を飼ったことがあるんです。その犬はいつも外に居ました。散歩も毎日いかず、ひどい飼い方をしたなって。

もちろん、昔と今ではその意識も全く違うのですが、残飯を食べさせていたし、しょっぱかっただろうなって。。。。考えると胸がキュッとなるくらいつらいです。

かぼすを迎えて犬のことを知っていくたびにたまにその罪悪感で辛くなります。

本当にごめんなさいって心の中で思っています。たまにかぼすを抱きしめながら謝ったりします。

こうして誕生日をお祝いする気持ちを持ちながらも、その罪悪感も持ちつつ。

今、こうして大事にしているかぼすにその気持ちを注ぐしかないですね。

同じように犬を迎えている知り合いも少しずつ増えました。それもとっても人生を豊かにしてくれています。

居なかったら仲良くなっていないだろうなって思う友達も増えました。

人生ってわからないですね、何が必要になるのか。

色んなものを失って、得て、また失って。その繰り返しをずっとしてきている。

その中で失えないキモチがありますね。

こうして人間じゃなくて、犬という違う生き物であっても、しっかりと対話をして暮らしていける。互いを必要として支え合っていける。

この気持ちはずっと失わないだろうな。