OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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睡眠

オケイさんってショートスリーパーですよね?

よくそう言われます。確かに寝たいんだけど、現実的にはそこまで寝てないのかなって思う。

今の生活としては8時半にはだいたい起きていて、必要があればそのまま起床。なければ犬と戯れたり、携帯で仕事を始めたりするのが日常。

そしてご飯を食べたり、リモートミーティングなどをしたりして出かける。

現場に出るかどうかにもよって動きは違いますが、だいたい帰るのが25時前くらいかな。そこから寝るのが3時以降って感じかな。

ま、6時間寝れるときもあるし、4時間になってしまうこともあるけど、寝貯めみたいなことはあまりできないタイプなので、朝は基本変わらないです。

二日酔いだなーとか、疲れたなーっていう日でも起きてしまうのが良くないっす、寝てればいいのに。

ある程度決められた時間に起きれるので目覚まし時計はほぼ使いません。1時間とか2時間で起きなきゃいけない時に、一応かけるけど結局その前に起きているから、

集中して寝てないのかもしれないですね、時間を意識して寝てるのかも。

思い返すと、独立してからがこんな感じな気がします。

独立して家がなくて、お店にずっと住んでいた。特に12月に独立したから寒かったんです。床冷えを感じて寝てました。床で寝てたので。

だから、倒れるように寝て、朝起きるみたいな感じだったような。

あと寝ちゃうと何も進まなくて怖くて、早く起きたかったんです。当時はラストオーダーもなかったから、夜は早く寝るというのは出来なかったので。

なので29歳から始まった習慣みたいなものになってきたのかな。

とはいえ、時は経ち50歳になる自分にとっては、あまり良くないだろう。体が悲鳴を上げていく中で、少し長く、良く睡眠をとるというキモチはあります。

一方では無理をしてきた自信はあるので、そこにちょっと余裕があります。

頑張れる自分がいるので。そこは若い時に無理できた自分に感謝。

しかも、やらされたわけじゃなくて、やりたいことに向かって無理できたっていうことでストレスもなし。朝までワインリストを考えて寝れなかったりね。

あの頃、オケイという店はブラックでしたね笑

誰も結婚もしてなくて、朝まで仕事を皆でして飲んで。今思えば考えられないけど、楽しかったな。睡眠を削ってまで手に入れたそういう楽しみも今の自分にとっては最良の過去かも。

たまにはそういう仕事というか、仲間というか、時間というか。

そういうのもいいですよね。自分が朝まで色々店でやっていたら誰も帰らず一緒に考えたり一緒に作業したり。それが当たり前で。

今日終わったらこれやるわって言っていたら、普通に一緒に残っていたり。

そういう空気の中で生まれる絆も正しい人生だと思う。

今の働き方の中でも、そんなことって出来るんじゃないかな。もちろん朝まで突き合わせるってことじゃなくて、何かキモチを共有できる時間を作るって意味でね、

寝てしまうと朝になってしまって、不安になる自分もいるけど、逆に言えば不安でも必ず朝が来るっていう人もいるし。

人それぞれ、僕は僕。

10周年で母と踊る。

しかし、すごい化粧だ。