以前、上岡龍太郎さんが話し方について興味深い話をしていたことを急に思い出した。
句読点「、」「。」の話。
基本的には「、」ではなくて「。」で息継ぎをすると教えられるのが一般的。
でも、それではみんなと一緒、話しに何の特徴もなく、話し手としてはつまらない。
だから、「、」で息継ぎをした方がいいと。
教科書には載ってない事だけと、確かにそうだなって。
例えば、普通はこんな感じ。
昨日は東京タワーに行ってきた。
「息継ぎ」
突然、雷が来てビックリしちゃったよ。
それを片岡さん流だと
昨日は東京タワーに行ってきた。突然、
「息継ぎ」
雷が来てビックリしちゃったよ。
確かに、全然違う。
音楽とかでもこういう歌い方ってありますよね。
普通に話しているときでも、「でもさ!」みたいな切り込み方で話を切ったり、割り込んだり。僕らも自然とやっている手法なのかなって。
でも。「息継ぎ」笑
それをこうして言葉で整理できるってことが凄いというか。
何となくを言語化できるってなかなか出来ないことだから。
こういうのって、結局場数というか、現場数というか。
どんな人でも最初は難しいけど、自分なりに正解を導けるのはみんなできるはず。
ただ、その場数を踏めるかどうか。苦手を逃げていたら出来ないし。
僕が広告代理店の時に朝比奈さんという方の下についた。
朝比奈さんはゆっくり話すんです。決して饒舌という感じではなくて、丁寧に物事を考え、整理しながら話してくれる。
横で見ていた僕はとても勉強になった。
クライアントとしても、ゆっくりでたまに間もあるから、聞きやすい。
間がある分、クライアントも考える時間がある。
だーーーって話す人だと、情報処理がついて行かなくて、途中から聞いてないなってことがある。それが朝比奈さんにはありませんでした。
「えーと」ってよく間を取っていた。
意識されていたかどうかはわからないけど、丁寧に聞こえていた。
流ちょうに話せることだけがいいわけじゃなく、結局伝わるかどうか。
自分はどうだろうか。そこまでは考えて話してはいない。
強いて言うならば、僕はあまり質問攻めは良くないと思っている。
初対面の人に「どんな仕事」「出身は?」「年齢は?」「趣味は?」「スポーツは?」
質問ってする方は簡単だけど、応える方は何だか命令されているみたい。
質疑応答みたいな時間があまり好きじゃないのです。
人見知りなんですっていう人が多いから、必然的にそんな話になっちゃうのかもしれないけど。
僕は人見知りではないから、数人でいる場所では何となく話を振ったり、したりする立場になるようにしている。
だから、「代理店営業から今は飲食で50歳になる。夏フェス、サッカーが好き」なんですよーみたいに話しちゃう。
そうすると、勝手に「同い年!」とかフェス好きーとか。
どんな人にもフックになる言葉があるから話が始まる。
特別な話じゃなくて、そういうことだけで、話が回りだしたりするから。
聞かれそうなことは話しちゃうと、質問しなくてもあちらから同調してくれたりする。
話し方で悩んだことはあまりないけど、こうしてヒントになる話はドンドン取り入れてきたような気がする
