OKEI ROCK FESTIVALの振り返り。
今回、アーティストさんから高評価を頂けていることはとても嬉しくて嬉しくて。
初めてのフェスで僕は素人。自分が25年間フェスに行き続けていることだけが経験。
何が必要で何が大事か。感覚ではわかっているが、いざフェスを運営するというと、なかなか難しかった。
その中でも、とても大切にしてきたのがアーティスト満足度。
演者が至福でないと良い空気にはならないのじゃないかと。なので、まず控室を充実した。一番の部屋を全てアーティスト控室にしたのだ。
VIP席として売り出すのをお薦めされたが、拒絶した。OKEIがやるフェスは楽しい。綺麗。居心地がいい。そういう風に思ってもらいたかったから。
お食事や飲み物も充実させて、ゆっくりしてもらえるようにしたつもり。
2回から見下ろすOKEI ROCK FESTIVALは、優雅な気持ちだし、楽しんでいる風景が見れたり。家族が来ていたアーティストは、上から家族を見ているのも楽しかっただろう。
僕にとってそこがスタートだったかもしれない。
あの2階から見た景色を自分の頭の中でパーツで組み合わせていくような作業。
あの風景をアーティストが見ていたと思うとニヤニヤする。
フェスの最中、アーティスト間でも交流が深まったようでめちゃくちゃ嬉しい、いや興奮したというコトバが正しいかな。
控室同士での交流なんて最高ですよ。実際1つのアーティスト部屋でワイワイ飲んでいる時間もあったよう。そういう思い出が彼らの中でもあるってことが夢ようだ。
自分が作る空間、そう、お店も空間デザインをしていると思っているので、近しい話。
見た目や過ごしやすさ、食事や飲み物全てが重要ですからね。
僕がしたことはそんな大したことでもない、アーティスト棟にはワインや飲み物、ビュッフェを完備。そしてお部屋には、アーティストさんへのお手紙を直筆で用意。感謝をしっかりと伝えたかった。
そういうキモチは伝わったと思う。
温かい空気が流れ、人から人に伝わる愛情。
現にアーティストも会場に沢山出ていて、写真撮影にも応じてくれていたようだ。彼らもアーティストの部屋に閉じこもっているより、上から見た景色を体感したかったのではないか。そしてそれを迎え入れるお客様のモラルもそこを後押し。
彼らを尊重しつつ、クリーンにふるまってくれたお客様。
そのすべてに感謝しなければならない。
フェスというものが社会の縮図だとしたら、あのキラナガーデンは平和の象徴だっただろう。
それはやはりオケイの20周年というキモチを持ってきてくれている人が半分はいただろうから。その人たちがいるから成り立った空間。
オケイのお客様はいつも優しく、僕たちを支えてくれた。
あの場所でも間違いなく縁の下の力持ちは全ての店舗のお客様に違いない。

