OKEI GROUP OWNER 片寄雄啓《コトバノチカラ》

神奈川大学法学部出身。広告代理店《協同広告》で営業として6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。1年半の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。現在、Pizzeria Terzo okei、Viva okei、OKEI BREWERY、Atelier de terrine maison okei、オケタプ 、ビストロオケイヤの6店舗経営。飲食店経営、カズ、サザン、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います。

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アルビレックスのサポーターの気持ち

自分が所属している国。チーム。組織。

それにある一定のprideは必要だと思っている。

日本が大好きでありたいし、オケイというものへの愛着や魂、prideみたいなものを持ち合わせてくれたらなお嬉しい。

もちろん、それには僕の努力が全て関わってくるわけで、自分がめちゃくちゃ考えて、悩んでのたうち回っても逃げなければ、結果は出るんじゃないかなって思っている。

ナショナリズムとは違う意味だろうけど、強いキモチが芽生えてくれば嬉しい。

サッカーを見て興奮したり大声て応援出来たり、オリンピックや世界陸上を見て日本が勝って嬉しかったり。

そんなことも冷めてみるのと興奮できるのとでは人生の豊かさも違うだろう。

変に斜に構えていても何にも徳はない。心から大声て応援したり、泣くほど悔しがったり。

割と僕は一喜一憂してきた。今はそうでもないけど。

浦和レッズの大ファンで遠征にも行っていたし、朝から並んでいた。

車に箱乗りして運転して鹿島に乗り込んだこともある笑

違反です。

そんな自分があまり見ないYouTubeを帰宅途中に見ていたら、泣けてくる動画が出て来た。アルビレックス新潟のファンと選手の動画。

降格圏内で苦しいアルビレックス。

動画は敗北したゴール裏でサポーターと選手が話しているもの。

最初はただのブーイングだったのかもしれない。

でも、徐々にサポーターのいうことに耳を傾け、しっかり聞く選手たち。

キャプテンが皆を集めて「ちゃんと聞こう」みたいなことを言って集まってきている。

僕も胸が熱くなった。

サポーターが言っているのは本当に正しい。

要約してみるとこんな感じだ。

「みんな色々考えていると思う。降格したら移籍もあるかもしれないし、これからどうようとか。でも、俺たちはこのエンブレムしか付けられないんだよ。この胸にあるエンブレムしか。10年20年30年経ってもつけられないんだよ。

だから、1つになって戦ってほしい。今は」

選手たちは移籍できるし、他に行けばいいかもしれない。

でもサポーターはアルビレックスから移籍は出来ないんだと。どんなに弱くても応援するしかないんだと。

だからせめて一致団結してほしいと。

いやー痺れるコトバですよ。本当に。

辞めればいい、違う場所で活躍すればいい。でも本当にそれでいいのかなと。

このチームしかないサポーターの気持ちもわかってくれと。

んー、泣ける。

僕はオケイをオープンして、ずっと中田というシェフとやってきた。

彼もずっといると思っていたしそんな話も合った。

でも、4年半で新しい船出にでて独立した。僕は両手を上げて応援した。

ただ、ぽっかり心に穴が開いた。

それはまさになんだかサポーターみたいな気持ちというか。

やっぱりオケイというものは自分しかいないんだと。その時は感じたんです。

一人なんだと。

それから少し気持ちが苦しかった。。。でも現実を受け止めた。

応援することをより加速し、自分の店がステップアップになるなら嬉しかった。

prideや絆みたいなものを継続できる人が少しずつ増えていった。もちろんすべてがうまくはいかない。嫌われていることもある。

でも、増えていった。誇りを持てる、胸を張ってオケイを卒業しました!と言えること。それが嬉しかった。

その時期を越えて、今ではオケイというものはみんなが作り上げてくれている。

僕ではない。

そんな大きな組織になり、皆が切り崩してくれる感じはありがたい。

誰かを応援して幸せになる。

僕もそうやってお客様に支えてもらっていたし、今もそうだ。

アルビレックス新潟のような熱い熱いお客様が僕を支えてくれる。

僕にも胸にオケイがついている。

僕はオケイしかない。


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