20年前、お店を出したとき。居抜きで借りて、改装していった。
お店を作るデザイナーや施工会社は不動産屋さんに紹介してもらった。足りない所を仲間と一緒にペンキ塗ったり、漆喰塗ったりしていった。
実は、仲間には建築デザインをしていた人はいたし、最初から友人に頼むことは容易だった。でもその当時、自分としては友人と仕事をちゃんとできる自信がなかった。
お金のことやスケジュール管理などまだまだ未熟な自分すぎて、トラブルになるのが嫌だった。今思っても正しかったかなと思う。
僕だけじゃなくて、友人だって29歳だったわけだし、経験もなかった。救いだったのは自分が広告代理店にいたから、業者さんとの話とかはしやすかった。
だから、基本はドライに仕事をお願いできる相手をセレクトしたわけです。
その方は、途中で逃げてしまった笑
排気ダクトを間違えてつけて、1日でぶっ壊れてそこから連絡は取れない。
ま、色々ありましたね。
そこから沢山のお店を作ってきたけど、多くは仲間と作っている。
豪徳寺と代々木は宮坂と作った。(譲渡した高輪台と月島も宮坂)
宮坂とはオケイのお客さんとしてであったが、今では友人だし、仕事を一緒に出来る大好きな人。ビバの改装も一緒に手伝ってもらったり。
相談にも乗ってもらってる。
ピザ屋さんのテルツォ、日暮里オケイブルワリー、そして新店舗ビストロオケイヤはイサムと作っている。(すでに無くなってしまった店もイサムと作った店はある)
イサムとは大学時代から友人。卒業してからすぐは疎遠だったが、ある時からオケイの事務所間借りしだして、色々と一緒にやるようになった。
友達としての時間は長いが、イサムと仲良くなっているのは仕事をしているからだと思う。お互い、全く違う人種だし、性格が合うわけでもないかもしれない。
でも、何となく今に至る。
二人に頼んでいて、落ち着くのは、良くも悪くも丸投げ出来る部分があること。例えば予算とかもそうだけど、仲間であるから紳士的に行えることが多い。
お互い間違いや失敗はあるだろうけど、基本は気持ちはスムーズ。
出来る限り、互いに互いを想いながら店づくりが出来ることはとても幸せなことだと思う。
どんなに大変でも楽しい!って言いながらやってくれる時もある。自分のデザインを嬉しそうに提案してくれる時も嬉しい。
だって、家で僕の店を良くしようと悩んでくれている仲間がいるって最高ですから。
楽しいことだけじゃないけど、50歳くらいになってきて、仲間と新しいものを生み出せる可能性がまだまだあるっていいですよね。
こう書いていたら、まだワクワクしてきましたから。
20年前は一緒に仕事がしたくなかった友人、
今、やりたくなってきたのは、お互いの経験をぶつけあえるからかな。
アイディアやクリエイティブは、マーケティングを越える。
これは代理店の時によく言われていたコトバ。
お店でもそうだと思うね。
お客さんやスタッフ、友人混ざって毎年なんか改装していたな笑