僕はピッツァが好きです。
もちろん仕事としてもそうですが、単純に食べるのが好きです。
ピザ屋さんやってよかった!って本当に思っている!
ピッツァ職人の方の中には、プライベートでは全く食べない人もいるけど、僕は食べたい。ま、僕は職人ではないからかもしれないけど。
中目黒のダイーサに久しぶりに行ってきた。移転してからは初めて。
超有名なお店だし、ピッツァ職人の山本さんはスーパースター。僕は面識はあるものの、多く関わってきたわけではないです。
でも、単純に山本さんの作る空気とピッツァが好きなのでファンですね。
久々に行って感動した!というのが印象です。
あれだけの席数を独りで焼いているというのもとんでもないことだし。
ずっと10枚焼きを繰り返しているのを見ているだけでも、感動と何だか別次元のお店。ピッツァ以外は他のスタッフがやっているし、モバイルオーダーも活用し、システム化されている。サービスが悪いとかいう人もいるみたいだけど、そんなことはない。電話した時も親切でしたし、雰囲気もいいですしね。
あの空間を作れるってすごいなーってただただ尊敬。
ピッツァが伸ばされていく様とたくさん並べられた生地。どんどん窯に吸い込まれては出てくる。これがナポリって感じなのだろうな。
1度しか行ったことがないけど、そうだった気がする。
テラスの感じも含め、ほぼITALYって感じ。
僕は1時間もいないくらいで出たんです。そして次の日にお礼のメッセージを山本さんに送ったんです。感動しましたって。
そしたら「いつでも来てください。普通にピッツェリアをやっているだけですから」
いやーやっぱりかっこいいなって。
あんなにすごいことやっていても、ご本人にとっては普通なこと。
やはり次元が違うなって、大きな敗北感すらあります。
もちろん、僕のことを違う意味で同じように褒めてくれる人もいますよ。
でも、やっぱり僕は劣等感というか、飲食の中でかなり出遅れてお店を出した人。
山本さんだけじゃなく、しっかりイタリアや日本で修業を重ねている人たちからすれば、何もできないような自分です。
だから、たまにこうして圧倒的な人を見ると、ズタズタに心をされてしまう時もあります。そうして、このブログを書きながら、自分にしかできないこともあるんだ!って言い聞かせて、また歩き出すのですね。
思えば、そうやって20年何度もくじけて敗北しまくり、今がある気がします。
今、20周年のフェスチケットが思うように売れていかない焦りが多いですが、そもそもの飲食業というものスキルというか、そういうものへの欲求も個人的にも大事にしていきたいと思います。
もっともっとスキルを高める勉強を僕自身がしていかないといけないという決意がうまれました。
躍動感ある面構えのピッツァは、山本さんならでは。生地も軽くて美味しかった。